1升瓶の想い出…

小学校へ上がった頃かなぁ…。
あの頃、お酒といえば、空の1升瓶を持って酒屋さんで量り売りしてもらうのが、普通やったような気もします。1合いくらで売ってくれたわけです。

お使いでうちの裏の酒屋へ行くと、酒屋のおばちゃんが、1升瓶の口にでっかい漏斗を差し込んで、お酒を入れてくれるのを見てるのが、何かものすごく楽しい時間でした。店の中に香る独特の酒屋さんの匂いと、酒を空瓶に注ぐ時に立ち上る日本酒の香りが、大人の世界を覗き見してるようで、とっても好きでした。

当時、町の酒屋さんにはたいがい立ち飲みのカウンターが拵えてあって、酒屋のおばちゃんが仕込んだと思われるおでんや、ちょっとしたつまみを肴に、仕事を終えたおっちゃん達が、楽しそうにコップ酒を飲んでいたものです。

ある時、いつもの様に母に「お父さんのお酒買うて来て!」と言われ、空瓶を下げてまたいそいそと酒屋へと出かけたわけです。その頃の1升瓶といえば、大概が薄青色の味気ない便が普通でしたね。
で、1升入った瓶をぶら下げて、うちへ向かう角を曲がった途端に、どうしたことか、手を滑らせて、1升瓶を割ってしまったんです…(-_-;)
その頃は、1升が700何十円だったような気もしますが、定かではありません。
帰って、「1升瓶、落として割ったわ…」と言うと、酒が来るのを待って父にこっぴどく叱られました。
まぁ、当然ですね。

酒好きにとっては、仕事の後の晩酌が何よりも楽しみですから…。この歳になると、その時の父の気持ちがよ~く分かります。私も酒飲みですから…^^;
何とか、母にその場をとりなしてもらって、また、買いに行って来ましたけど…。
「こんだ、落とすまいぞ!」
「まった割ったら、バイタでたったつけれんぞ!」
母も父も、口々にそんなことを言ってましたわ…。

今でも、1升瓶を買った帰りには、ふと、「落とさんとかんなん…!」と思う次第です。
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この記事へのコメント

カズカナ
2014年01月29日 19:51
市安商店さん!ブログを発見してお礼が言いたくてコメントしちゃいます!今日大将季をテレ金ちゃんを見て買いに来たものです!持ちやすく包装していただき助かりました。ブログ楽しく読ませていただきました、スコーシ私は年下ですが金沢生まれ金沢育ち、祖母が東山とゆうことで心踊る記事がイッパイです(^-^)地元に居ながら時々しか行けないけれど近江町市場大好きです!また行きまーす!!
2014年01月30日 18:07
近江町には、まだまだワクワクする事がいっぱい有りますよ!
たまにでいいですから、またいらして下さい。

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