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一升瓶…

2014/12/26 19:06
最近、気候のせいもあるだろうが、日本酒にどっぷりだ。
自分へのご褒美と称して、4合瓶をあれこれと買ってくるのだが、
妻からすれば、
「ほんな毎日飲む酒なら、割高のちんちゃい瓶ばっか買うとらんと、割安の一升瓶でも買うて来りゃどうやいね…」
まぁ、仰せの通りで一理ある…^^;
そんな訳で、今日は近江町の地酒市場のあるじご推薦のこの酒にしてみた。
津幡・久世酒造の本仕込み「能登路」だ。
自社田で栽培した「長生米」を、独自の硬水で仕込んだキレの有るお酒とラベルには書いてある。
チョッと楽しみだ…♪
画像


ところで、一升瓶にまつわる親父との想い出が一つある。
小学生の低学年の頃だろうか、家の裏手にあった酒屋へ親父の酒を買いに行くのが私の役目だった。
当時は、まだ日本酒を量り売りしてくれた時代で、空になった一升瓶を持ってその中にお酒を入れてもらうのだ。
瓶の口に大きめの漏斗を挿して、一升枡で量った日本酒を入れてくれるのである。
その頃の酒屋はどこでも大概、今で言えば簡単なカウンターを備えた立ち飲み居酒屋のような設えがしてあった。
おかみさんのちょっとした料理やおでんを肴に、仕事帰りの男たちがいつも数人酒を引っ掛けていたもんだ。
今でこそ、瓶詰めの酒ばかりで酒屋は、酒屋独特の匂いはしないけども、その頃は店に入ると日本酒のいい香りが鼻をくすぐったものだ。
そんな男たちの横で、一升瓶に酒が満たされていくのを見るのは、チョッとした楽しみでもあった。
そんなある日、酒を買った帰り道の角を曲がったところで、ふと手を滑らせて買ったばかりの酒の入った一升瓶を落として割ってしまったのである。
家に駆け込んで、事情を話すと、親父に烈火のごとく怒鳴られた。
子供心に
「一升瓶割ったんは悪いけど、そこまでがんこに怒らんでもいいがに…(-_-;)」
と思ったりもしたが、今思うと、1日の仕事お終えたあとの唯一の楽しみやった酒を割られた親父としては、頭に来て当然だろうなぁ…。
丁度その頃は、一升750円程だった酒が、900円に値上がりした時期だったので、余計に頭に来たのかもしれない…。
酒飲みはそんなもんだと、チョッと苦笑い^^;

その時母が、
「割れてしもたもんな仕方無いやろいね。私がお金出すさかいに、もう一遍買うてらっし。」
と、空の一升瓶と、お金を渡してくれた。
「今度ぁ、割るまいぞ!」
「うん!」と微笑みながら、私はまた酒屋へと慎重に向かった…
母の顔が、菩薩に見えたかも(笑)
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